2008-12-01から1ヶ月間の記事一覧

イチロクショウブ

一 六 勝 負 伸るか、反るか。一が出るか、六が出るか。要するに、ばくちの意。天に運を任せた賭けだ。 「一の裏は六」という言葉がある。さいころの一の裏は六であることから、悪いことの後には良いことがあるという意味だ。 「一か八か」という言葉もある…

シュウショウロウバイ

周 章 狼 狽 非常に慌てふためくこと。うろたえ騒ぐこと。 「周章」も「狼狽」もともに「慌てる」の意。同意の語を重ねるペアワード式の四字熟語である。 「狼」・「狽」はともにオオカミの一種であるが、「狼」は前足が長くて後足が短く、「狽」は前足が短…

レイリコウカツ

怜 悧 狡 猾 こざかしく、ずるがしこいこと。 太宰治『人間失格』に次の用例がある。 《世渡りの才能。……自分には、ほんたうに苦笑の他はありませんでした。自分に、世渡りの才能! しかし、自分のやうに人間をおそれ、避け、ごまかしてゐるのは、れいの俗諺…

シンピネツゾウ

神 秘 捏 造 権威ありげな科学や宗教の言葉を適当にパッチワークして、意味を恣意的にぼかすことを「神秘捏造」という。ただし、この四字熟語はどの辞書にも載っていない。 この四字熟語の用例は、太宰治に2件。「兄たち」や「女人訓戒」に出てくる。それ以…

イツボウノアラソイ

鷸 蚌 之 争 無益な争い。 鷸というのは水鳥の一種で鴫かと言われ、蚌は貝の一種で溝貝かと言われるが、まて貝とも蛤とも諸説あって判然としない。出典は『戦国策』で、一般的には「漁父之利」(「漁夫之利」)という故事成語で知られている。だから、「鷸蚌…

イチロウエイイツ

一 労 永 逸 一度苦労しておけば、その後は永久にその恩恵に浴して、安楽な生活を送ることができるということ。あるいは、ほんの少しの骨折りで多くの安楽が得られるということ。訓読すれば「一たび労して永く逸んず」となる。「逸」は「やすんず」と訓読し…

ヒャクハチボンノウ

百 八 煩 悩 仏教語。悟りの妨げになる人間が持つ多くの迷いの謂。出典は『智度論』。「百八結業」( ヒャクハチケチゴウ )ともいう。 A〈そんなこといってると百八が鳴り出さあな〉 B〈彼は今や西へも東へも行詰まっている。立往生をする代りに、籠堂へ坐り込ん…

コウカホウギン

高 歌 放 吟 あたりかまわず大声で歌い、吟ずること。転じて、周囲を無視して、偉そうな態度をとること。「高歌」とは大声で歌うことでり、「放吟」とは声を張り上げて詩歌などを吟ずることである。「放歌高吟」「放歌高唱」ともいう。「高談闊歩」「高談笑…

ユダンタイテキ

油 断 大 敵 気を緩め注意を怠ると、必ず失敗を招くから、十分に警戒せよという戒め。「伏寇在側」( フクコウザイソク )「油断強敵」( ユダンゴウテキ )「油断は不覚のもとい」「油断は怪我のもと」などともいう。 「油断」という語の由来は『涅槃経』にある。昔、あ…

ムガムチュウ

無 我 夢 中 一つのことに心を奪われるほど熱中して、我を忘れてしまうことを「無我夢中」という。「無我」というのは、「忘我」と言い換えてもよいだろうが、ルーツを辿ると仏教用後に行き着く。簡単に言えば、我執などの雑念から超越する状態が「無我」で…

ライデンヘキレキ

雷 電 霹 靂 急に雷が鳴り響き、稲妻が走ること。 雷を表す四字熟語はいくつもある。「電光雷轟」「雷轟電撃」「雷轟電転」「雷霆万鈞」……。しかし、私は「雷電霹靂」を偏愛する。 「霹靂」は、今や辛うじて「青天の霹靂」という表現だけが有名なようだが、…

リョウシンコウケイ

良 辰 好 景 佳き日の佳き情景のこと。「良辰」は「色葉字類抄」によれば「ヨキトキ」とある。おめでたい日、吉日、吉辰、佳辰の意だ。「良辰美景」ともいう。 この四字熟語について、苦情というか、質問を受けたことがある。辞書を引いても、載っていない、…

シュカクテントウ

主 客 転 倒 2種類の意味がある。物事の順序・立場・重要度などが逆転すること。主人と客人の立場が逆転すること。の方が本義であろうが、今日では「本末転倒」と区別せずで使う人も多い。読み方は「 シュカク 」としたが、「 シュキャク 」と読んでも差し支えないよ…