2009-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ハンブンジョクレイ

繁 文 縟 礼 法規、規則、礼儀作法などが細々していて、煩わしいこと。形式を重んじるあまり、手続きが煩雑になること。「無用の虚礼」「繁文錯節」「繁文縟節」「繁縟」ともいう。 徳富蘇峰「大日本膨張論」には次の用例がある。 《文明病とは何物ぞ。(中…

カロトウセン

夏 鑪 冬 扇 「夏炉冬扇」とも書く。 夏の囲炉裏や冬の扇のように時期はずれなもの、無用なもの、役に立たないもののことをいう。君主の信用や寵愛を失った者、恋人に捨てられた女性をいうこともある。 「冬扇夏炉」「冬箑夏裘」(トウソウカキュウ)「六菖十菊」(リ…

シンショウノヘダテ

参 商 之 隔 互いに遠く離れて会う機会がないこと。夫婦や親友が仲違いしたり離別したりすること。読み方は「シンショウノカク」でもよい。 「人生相見えざること、参商の如し」「参商一隔」「燕雁代飛」とも言う。 古代中国では、空の星を二十八の星宿に分…

バンリカイタク

万 里 開 拓 遠大な荒野を切りひらくこと。大業を成し遂げること。 「万里長風」「万里之望」とも。 さて、友人の失敗を慰め、励ますのは、殊の外、骨が折れることである。 慰める側の軸がぶれると沈鬱な気持ちがこちらにも伝染してきて、ついには共倒れに終…

イチゲツサンシュウ

一 月 三 舟 舟を浮かべて月を見るとき、舟が止まっているときは月も止まって見える。しかし、舟が南に行けば月も南へ行き、逆に舟が北に動けば月も北へ向かう。このように舟の動静によって月の見え方が異なって見えるのと同じく、衆生は仏の教えをさまざま…