2011-01-01から1年間の記事一覧

ダイタンフテキ

大 胆 不 敵 度胸が据わっていて、動じたり恐れたりしないこと。 「豪快奔放」「剛毅果断」「広壮豪宕」「剛胆無比」「大胆千万」「大胆奔放」ともいう。 ★ 近松門左衛門『国性爺合戦』に用例がある。 《「御聞き及びも候はん某は古への鄭芝龍と申す者、只今…

ドクショサントウ

読 書 三 到 読書するには、眼でよく見て(眼到・看読)、口で音読し(口到・音読)、心で会得する(心到・心読)ことが大切だという教え。 ★ 朱熹「訓學齋規」が出典である。 《讀書有三到、謂心到、眼到、口到。三到之中、心到最急。》 (読書に三到有り。…

シリメツレツ

支 離 滅 裂 統一がなく、ばらばらで筋道が立っていないこと。めちゃくちゃ。 「四分五裂」「乱雑無章」ともいう。 ★ 坂口安吾「篠笹の陰の顔」に用例がある。 《発狂といつても日常の理性がなくなるだけで、突きつめた生き方の世界は続いてゐる。むしろ鋭く…

カンカンガクガク

侃 々 諤 々 遠慮なく意見を言い合い、議論が白熱する様子。忌憚なく、直言すること。 略して「侃諤」ともいう。「諤諤之臣」「議論百出」「剛毅正直」「談論風発」「直言極諫」「廷諍面折」「百家争鳴」「面折廷諍」ともいう。 ★ 孔子『論語』〈郷党〉を一…

センペンバンカ

千 変 万 化 種々さまざまに変化すること。めまぐるしく変転し、極まりがないさま。 単に「変化」といい、「千変万幻」「動揺流転」「変幻自在」ともいう。 ★ 列御寇『列子』〈湯問〉が出典である。 《穆王驚視之、趣歩俯仰、信人也。巧夫顉其頤、則歌合律。…

テンシンランマン

天 真 爛 漫 屈託がなく、無邪気なさま。心の赴くままに行動し、明るいこと。 「純真無垢」「性命爛漫」「天衣無縫」「天真独朗」「天真流露」「無縫天衣」ともいう。 ★ 狷潔『輟耕録』が出典とされる。 《嘗て自ら一幅を写すに長さ丈余、高さ五寸許りなるべ…

ムミムシュウ

無 味 無 臭 味もなければ、臭いもしないこと。 転じて、何ら趣がなく、おもしろみに欠けること。 ★ 正宗白鳥「他所の恋」に用例がある。 《詩としても小説としても戯曲としても無味無臭でありさうなそれ等浄化された恋愛談》 比較的新しい四字熟語であると…