2010-02-01から1ヶ月間の記事一覧

シュンプウタイトウ

春 風 駘 蕩 春風がそよそよと気持ちよく吹くのどかな様子。 春風のように穏やかなさま。穏和でのんびりした人柄。 「春光駘蕩」「春色駘蕩」ともいう。「駘蕩」は「駘宕」と書くことも。 いずれにせよ「秋霜烈日」という四字熟語と、著しい対照をなす。 ★ …

シギョシカン

史 魚 屍 諌 史魚のように、自らの亡骸によって主君をいさめること。 史魚は、衛の大夫・史鰌のこと。官は史、名は鰌、字は子魚である。正直な男として知られる。 「史魚屍諫」「史魚至忠」「史魚黜殯」「史魚之直」「史魚秉直」「史鰌屍諌」ともいう。*1 ★ …

モウカヨウソ

孟 軻 養 素 性善説を唱えた孟子の言うように、先人の徳に学びながら、人のもって生まれたままの淑性を手厚く育てていくこと。 「孟軻敦素」ともいう。類義語としては「揚雄草玄」がある。 ★ 李瀚編『蒙求』徐子光補注本の標題に用例がある。 「孟軻養素 揚…

チュウソウヤム

昼 想 夜 夢 目が覚めている昼に思ったことが、夜に眠ったときに夢となって現れること。 ★ 列御寇『列子』〈周穆王〉が出典である。 《子列子曰、神遇夢爲、形接爲事、故晝想夜夢。神形所遇、故神凝者、想夢自消。》 (子列子曰く、神遇ふを夢と為し、形接は…

キジュンゴウイツ

帰 順 合 一 対立を超えて一つに合わさること。「止揚」ともいう。 ★ 石川淳「梗概に代へて」に用例がある。 《今日われわれの国では、何が善か、何が悪か、二つの観念がはつきり対立区分されてゐるやうに思はれます。もちろん、この果断決行の時に当つて、…